メロスに違いない - kamishibai
komusui kojiki kamishibai

メロスに違いない

彼はメロスに違いない、と夢から覚めて思った。彼はレーサーで日本一を狙える男で、大事なレースを翌日に控えていた。ところが町を散歩する途中で万引きか何かつまらない悪さをしてしまい、警察に追われる身となった。レースには出なきゃいけないし、警察には追われるし、で困っているところを、私が身代わりに捕まってやった。彼がレースで日本一になれば報われる、そんな気がしてそうした。レース当日にはなぜか大勢の人が応援のために夢酔庵に詰めかけていて、炊き出しやら何やらでバタバタしていたが、外に出ようと思ったら靴がなくなっていて、あちこち探したけれどよくわからなくて、そのうち一人ずつお風呂に入って身を清めなければいけないということで順番にお風呂に入ることになった。私は急いでいたので前の人と順番を替わってもらってお風呂に入ったが、何故か次の人とその次の人まで入ってきてしまい、風呂はすし詰めで、仕方がないので順番に体を洗って出ましょう、ということになった。なんだか順番を替わってくれた前の人に悪い気がしたけれど、とにかく風呂から出ると、エビぞりの刑に処されて背中が痛い。目が覚めると実際にかなりエビぞりな体勢で寝ていて本当に痛い。エビぞりは江戸時代の刑罰にも実際にあったものでかなり効くのでございます。否々それは海老責で曲がる方向が逆でした。

この記事について

このページは、komusuiが2018年1月13日 06:47に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「井戸に飛び込む」です。

次の記事は「知り合い多数」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。